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法務業務

法律コンテンツのうち法務部でよく使うような領域の話を取り上げ、法務業務(企業向け)に関する記事としてまとめています。

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独占禁止法

独占禁止法を勉強しよう|違反に対する措置(エンフォースメント)-刑事罰と民事責任

今回は、独占禁止法を勉強しようということで、違反に対する措置のうち刑事罰と民事責任について見てみたいと思います。 ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるものです。 違反に対する措置(エンフォースメント)の全体像 独禁法の違反に対する措置・制裁には、行政・刑事・民事の3種類全てが存在します。 ちなみに、違反に対する措置(実効性確保のための諸制度)のことを「エンフォースメント」といったりしますが、これは「執行」という意味で、普通の言葉でいうと"実現"という意味です。 例えば、民事執行 ...

景品表示法

景品表示法|景品規制の仕組み(全体像)

今回は、景品表示法ということで、景品規制の仕組みについて見てみたいと思います。 ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるものです。 景品規制の仕組み 景品規制の基本的な仕組みは、①景品類の定義を定めておいて、景品類に該当する場合には、②景品類の提供方法に応じた制限をかける、というものです。 景品規制の基本的な構成 ①景品類に該当するか(景品類の定義)  ↓ 該当する②景品類の提供方法に応じた制限   ┗ 提供方法が「懸賞」→懸賞景品規制   ┗ 提供方法が「総付」→総付景品規制 法 ...

法務一般

法務部の成り立ちと仕事内容

今回は、法務部ってどんな仕事をしているのか?について書いてみたいと思います。 いまひとつピンとこない人も多いのではと思います。管理人自身はどうかというと、インハウス転身前にいわゆる一般民事系の法律事務所でイソ弁をしていましたが、正直なところ、あまり具体的なイメージは湧いていませんでした(まず行ってみようという感じ)。 いま考えてみると、それはなぜかというと、法律論がどうとかいうよりも、それまで会社に就職したことがないため、そもそも会社の仕組み自体が腑に落ちていなかったからだと思います。多くの人は専業受験生 ...

裁判業務

法律コンテンツのうち裁判業務でよく使うような領域の話を取り上げ、一般民事(個人向け)に関する記事としてまとめています。

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法律ニュース 犯罪被害/民暴

最判令和2年7月30日|GPS事件最高裁判決ーストーカー規制法「見張り」の解釈

今回は、GPS最高裁判決を取り上げてみたいと思います。 この最高裁判決は、車にGPSを取り付け遠隔監視する行為について、ストーカー規制法(ストーカー行為等の規制等に関する法律)にいう「見張り」にあたらないと判断した、というものです。 ニュースとしては、例えばこちら。 ▽ストーカーがGPSで居場所を追跡しても「見張り」に当たらず 最高裁が初判断|東京新聞 TOKYO Webhttps://www.tokyo-np.co.jp/article/45997 なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるもの ...

インターネット 法律ニュース

発信者情報開示請求制度の改正論|7月中間とりまとめ案

そういえば発信者情報開示の見直しの議論(@総務省)ってどうなってるんだろう…と思って、今ごろ感がありますが、総務省のHPを見てみました。 ▽参考リンク発信者情報の在り方に関する研究会(第4回)|総務省HP 6月下旬ごろは、“正式な裁判手続でない簡易な裁判手続の検討”みたいな報道がされていて、いったい何のことだろうと思っていたんですが。 簡易な裁判手続っていうのは非訟手続のことらしい 7月10日に「中間取りまとめ(案)」が発表されていたようで、簡易な裁判手続っていうのはどうやら非訟手続のことらしいです。 ち ...

刑事弁護 法律ニュース

保釈を含む刑事手続の流れをざっくり見てみる記事

河井議員とか、香港の周庭さんとか、保釈のことはたびたびニュースで目にします。定期的に話題になるというか。 そして、今日、BLOGOSで見かけたのが、刑事弁護の超重鎮・高野隆先生のブログ記事。 ▽香港の保釈制度|高野隆|BLOGOShttps://blogos.com/article/478400/ 周庭さんが逮捕された件を取り上げつつ、香港の保釈制度というか刑事手続を解説した記事なのですが、“ていうか逮捕後すぐに保釈されるということ自体にびっくりだよ”という趣旨のことが書かれていて、言われてみれば確かに… ...

法律に関する時事ネタやニュースの記事、徒然に思いついた法律コラムなどをまとめています。

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インターネット 法律ニュース

発信者情報開示請求制度の改正論|7月中間とりまとめ案

そういえば発信者情報開示の見直しの議論(@総務省)ってどうなってるんだろう…と思って、今ごろ感がありますが、総務省のHPを見てみました。 ▽参考リンク発信者情報の在り方に関する研究会(第4回)|総務省HP 6月下旬ごろは、“正式な裁判手続でない簡易な裁判手続の検討”みたいな報道がされていて、いったい何のことだろうと思っていたんですが。 簡易な裁判手続っていうのは非訟手続のことらしい 7月10日に「中間取りまとめ(案)」が発表されていたようで、簡易な裁判手続っていうのはどうやら非訟手続のことらしいです。 ち ...

法律コラム

感覚でわかる著作権法|思想・表現二分論

感覚でわかるシリーズ。 今回は、著作権法の「思想・表現二分論」についてです。 GYAOアニメで、「終末のイゼッタ」を見たんですが。イゼッタが、剣やスピアーを操る能力を使って、戦闘機や戦車を倒していく第三話は見ていてなかなか爽快。 アニメを見ていて感じるのは、基本的な発想の部分でよく似たものが多いということですかね。学園設定とか、バトルとか、おにいちゃん設定とか…。イゼッタの能力も、「六花の勇者」のナッシェタニア姫の能力(「刃」の聖者として、剣を自在に操る)にめちゃ似ています。映像もまあまあ似ています。 し ...

法律コラム

【随時更新】おすすめの法律系ブログ/ブロガー|お気に入り編&分野別編

今回は、管理人の好きなおすすめの法律系ブログをざざっと一覧で紹介してみたいと思います。 もちろん、管理人の個人的好み、っていうことは前提で(汗)。また、noteのアカウントも含んでいます。 後半は「分野別編」ということで、分野に特徴がある(と管理人が思う)ものを載せています。なお、掲げた分野は管理人の主観ですので、その辺りは差し引いて考えていただければと。 おすすめの法律系ブログ/ブロガー|お気に入り編 企業法務戦士の雑感 ~Season2~ ▽ 企業法務戦士の雑感 ~Season2~https://k- ...

弁護士の転職に関する記事をまとめています。インハウス転職後の話や、弁護士像、開業トピックなども。

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インハウス転職

弁護士の転職物語⑥|インハウス転職のポジティブ面

今回はインハウス転職の、ポジティブな面を指摘したいと思います。 それは端的にいうと、「法律事務所ではできない経験ができる」ということです。(※ここでは「法律事務所」=「紛争処理」という前提) 法務にいくというと、よく周りからある反応は、「紛争のことよくわかってないと法務もできないでしょ」というものですが、それは違うと思います。 違う、とまでいうと言い過ぎなのですが、法務には法務固有の性質のようなものがあって、紛争からの逆算だけを考えれば良い訳ではありません。 トラブルになったときはこうだから…というのは考 ...

インハウス転職

弁護士の転職物語④|面接で大事なこと

前回、「何で今のところやめるんですか?」という質問が重要であると書きましたが、もうひとつ、面接において大事だと思うことを書きたいと思います。 それは、 「ありのままの自分を見せるのは良いことではない」 ということです。 言い換えると、面接のときに聞かれた質問に対して、自分の思うところを正直にありのまま答えればそれでいい、というのは、面接に対する良い臨み方ではない、ということです(異論もあるとは思いますが)。 「ありのままの自分を見せる」というのは、いわば料理に例えると、泥も落とさず火も通していない野菜を相 ...

インハウス談

【転職後の話】「働かないおじさん」との出会い

今回は、法律事務所からインハウス転職する場合、企業の側で「働かないおじさん」を見つけると、ちょっとびっくりするかもしれない、という話を書いてみたいと思います。 そういう衝撃の(?)出会いがあるかもしれないことと、働かないおじさんたちの言い分というか弁解というか、そのロジックについて考えてみたいと思います。 インハウス転職後、もしも「何だこの人は…」と思う中間管理層に出会ったときに、あなただけじゃないんだよ…と思ってもらえれば幸いです(もちろん、そもそも遭遇しないに越したことはないです)。 法律事務所との違 ...

日記・雑記・回顧などをまとめています。

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司法試験

旧司的ノウハウ⑤|一読了解型答案

第5回。 一読了解型答案とは何か?何に気をつけて書けばそのようになるのか? 旧司法試験のノウハウ 一読了解型とはその名の通り、一回読んだだけで内容が頭に入ってくる答案のことです。 読み手にとっては読むのが楽であり心証もよく、書き手にとっては読み返されるおそれが低くボロがばれにくい、という効用があるものです。 私は心証の問題というのは、 心証が良くても直接そこに点数がつくわけではないが、加点は素直になされ減点はされにくくなる 心証が悪くても直接それで点数を引かれるわけではないが、加点はされにくくなり減点はさ ...

司法試験

旧司的ノウハウ③|論証及び論証パターン

第3回。今回は論証の仕方と論証パターンとの付き合い方について。 旧司法試験のノウハウ (1)趣旨から書くこと 論証の仕方は、とにかく趣旨に遡って書くことです。すいません大したことなくて(汗)。 基本的に論点というのは条文にない問題か、条文にあるがはっきりしない問題(主として要件・効果について)だと思います。だから、初めて直面する法的問題について、「そもそもこれって何のためにあるんだっけ?」とか「そもそもこれって法的性質は何なんだったっけ?」ということに立ち返って、それから具体的問題に降りてくるわけです。 ...

司法試験

旧司的ノウハウ①|はじめに

では、第1回。 受かったとたんにノウハウ的なことをひけらかし出すのは調子に乗っているから、というのもあるのでしょうが、ロースクールではそういう情報が不足しがちだとずっと思っていたからです。 どういうことかというと、ロースクールって脱・予備校が真の目的みたいなところがありますから、答案の書き方についてこうこうだ、というのは基本的に何となくやりづらい雰囲気が漂っているように感じます。 その結果、答案を書く上での「型」みたいなものを聞かされる機会がなく、ロースクールに入って初めて勉強している人はものすごくキツか ...

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イソ弁・インハウスローヤー(企業内弁護士)・独立開業など色々やってきた管理人が、いち法律職として見てきた景色を綴るブログです。法律業務の知識や転職経験などをできるだけわかりやすくアウトプットしています。

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動画の概要
この動画では、「特定〇〇」の一般的な用法について触れた後、犯罪収益移転防止法(マネロン防止法とでもいうべき法律)における「特定事業者」「特定業務」「特定取引」の意味について解説しています。

▼ 続きを読む

特定〇〇」は、用語の定義づけの際に使われる立法技術です(立法に際して特に創作した用語を定義する場合によく使われる。石毛正純「法制執務詳解《新版Ⅱ》」81頁等参照)。法務にも身近な例としては、「特定商取引法」や「特定電子メール法」などが挙げられます(比較的最近だと、フリーランス法の「特定受託事業者」なども)。

が、実際問題として、普通に日本語として読んだときに意味がわからない(語感から意味が浮かんでこない)というデメリットもあります。その典型のひとつが、犯罪収益移転防止法です。

この法律では、「特定事業者」「特定業務」「特定取引」というふうに、「特定〇〇」という用語が3つも出てきます。内容的には、

特定事業者は、特定業務のうち特定取引については本人確認をはじめとした取引時確認を行う義務がある”

といった内容になるのですが、普通に日本語として読んだときには全く意味がわかりません。

なので、こういうときは、ひとまず語感から意味を想像することは諦めて、「適用対象〇〇」という位の意味で捉えておいて、少し理解が進んでから「こういう意味で”特定”なんだな」という形で自分の中に落とし込むのがスムーズだと思う、という話をしています。

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